漏洩防止のためのフランジ締結体の基礎講座

・漏洩規制が世界的に強化されてきている
・密封性を確保するためのガスケットの密封特性や管フランジの設計法を基礎から習得できる特別講座!

会 場 (株)日本テクノセンター研修室 【東京・新宿区】
日 時 2010年 10月5日(火) 10:30〜17:30   
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料 1名につき47,250円
    ※ 同一法人より2名以上でのお申し込みの場合、1名につき42,000円 。

お申込・詳細URL↓をクリック
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=983



■講師の言葉
 近年、工場施設、プラントなどにおける配管系の管フランジ締結体からの環境有害物質排出が問題視されて、管フランジ締結体からの漏洩規制が世界的に強化されてきている。また、健康・環境問題の観点からガスケットが非石綿化されたことにともない、非石綿ガスケットの性能評価の問題がクローズアップされてきている。以上のような問題に対応するために、国内外でガスケットの密封特性試験方法および密封性基準のフランジ設計法の規格化が進められている。
 本セミナーでは、まず、管フランジ締結体に関する問題と現行規格を説明する。次に、管フランジ締結体の密封性確保にとって重要なガスケットの密封特性について、新しい試験方法及びいくつかの非石綿ガスケットの密封特性を示して解説する。その上で、新しい考え方である密封性確保の観点から必要なボルト締付け力の求め方を解説する。実フランジを用いた実験結果も示す。
 この分野の動向を若手技術者にも理解できるように解説する。

◆修得知識
・配管、フランジ、ガスケットに関する基本的な考え方が習得できる
・現行のフランジ継手設計法が理解できる
・ガスケットの密封特性を考慮した設計方法の考え方が理解できる
・フランジ設計法及びガスケット試験方法に関する技術動向の知識が得られる


1.はじめに

  1.フランジ締結体に起因する事故例

  2.環境問題への国内外の対応

  3.ガスケットの非石綿化後の問題


2.管フランジ継手の基礎

  1.管、フランジ及びガスケットの規格

  2.呼び径、呼び圧力、圧力-温度基準



3.ガスケットの特性

  1.ガスケットに必要とされる機能と特性

  2.非石綿ガスケットの種類と選択

  3.ガスケットに必要とされる密封性(漏洩量)の定量

  4.ガスケット試験方法JIS B 2490の解説

  5.各種ガスケットの変形特性と密封特性

  6.密封性基準のガスケット締付圧の求め方

  7.海外の試験方法


4.フランジの締付け

  1.ボルト締付力の計算

  2.ボルトの締付力管理

  3.多数本ボルトの締付け

  4.閉止フランジを用いた密封性能評価実験


5.フランジ締結体に関する動向

  1.漏洩量基準のフランジ設計法

  2.低呼び圧力フランジへのうず巻形ガスケットの適用

  3.フランジのコンパクト化