小型ファンの気流騒音メカニズムと総合的騒音対策 〜演習付〜

・流体騒音のメカニズムを理解し、効果的な対策法を学ぶ
・気流騒音対策技術を修得し、静音冷却へ応用しよう!

会 場 (株)日本テクノセンター研修室 【東京・新宿区】
日 時 2010年 10月5日(火) 10:30〜17:30  
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料 1名につき47,250円
    ※ 同一法人より2名以上でのお申し込みの場合、1名につき42,000円 。

お申込・詳細URL↓をクリック
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=984



■講師の言葉
 静音化はあらゆる機器において、重要なセールスポイントになっています。特に流体的に発生する騒音は家電品から交通機関に至るまであらゆるところで発生しますが、その効果的な制御には発生メカニズムを理解して対処することが重要です。
 ところが、音響や騒音に関する基礎知識と応用技術を学ぶ機会は大学でも決して多くありません。ここでは騒音に関する基礎知識から始めて、騒音の測定法など、騒音対策の基本を学びます。次に流体騒音の発生メカニズムを理解し、効果的な対策法を学びます。
 応用例としては、多くの機器の冷却などに用いられている小型ファンを取り上げます。ファンの空力特性と騒音の関係を十分把握して、実用的対策の準備をし、機器の静音冷却のポイントを学びます。また、総合的対策法として吸音と遮音を組み合わせた防音設計の基礎及びサイレンサーについても触れます。

◆修得知識
・騒音制御の基礎から具体的応用例まで、流体的に発生する騒音を中心に、騒音対策の全体像を把握できる


1.静粛工学の基礎

  1.静粛工学とは      

  2.静粛工学の三要素

  3.静粛工学への背景     

  4.騒音問題との遭遇

  5.音響と騒音の基礎事項   

  6.騒音の測定と計測器

  7.周波数分析        

  8.騒音の事例


2.流体騒音の発生メカニズム

  1.流体騒音の分類

  2.初期の流体騒音の認識と研究

  3.ジェットエンジンの発達とジェット騒音

  4.翼面,ファンブレードから発生する流体騒音

  5.渦音理論

  6.流体騒音の速度相似則

 
3.エオルスオンの発生機構と制御 

  1.カルマン渦とエオルス音

  2.円柱のエオルス音

  3.その他の断面柱のエオルス音

  4.エオルス音の制御事例


4.ファンの特性と騒音制御

  1.ファンの種類,特徴と相似則

  2.ファン騒音の特徴と相似則

  3.プロペラファンの静音化事例


5.静音冷却

  1.冷却のポイント                  

  2.強制対流の効果               

  3.機器組み込みファンの騒音対策

  4.演習問題


6.防音設計

  1.吸音と遮音

  2.吸音材の特徴と使い方

  3.遮音材の特徴と使い方

  4.サイレンサー