『耐熱性・耐候性を持つポリイミド樹脂の微粒子化の基礎と応用展開』

★耐熱性が高いポリイミドを微粒子化できる技術がある?
★他の樹脂と複合化し、どう機能性の高い材料を作っていくか?その方法は?
★粒径・粒子径の均一なポリイミド微粒子を大量に生産する方法を教えます!

【講 師】独立行政法人産業技術総合研究所 コンパクト化学システム研究センター 研究員 博士(理学)石坂 孝之 氏

【会 場】てくのかわさき 4F 展示場【神奈川・川崎市】東急溝の口駅東口、JR武蔵溝ノ口駅 下車 徒歩5分

【日 時】 平成23年10月26日(水) 13:30-16:30

【定 員】 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。

【聴講料】 【早期割引価格】1社2名まで46,200円(税込、テキスト費用を含む)
※但し10月11日までにお申込いただいたTech-Zone会員に限る。会員登録は無料

※10月11日を過ぎると【定価】1社2名まで49,350円(税込、テキスト費用を含む) となります

◆同一法人より3名でお申込みの場合、69,300円

詳細確認またはお申込をご検討されている方は下記URLをご覧ください ▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=2369
【ご経歴】
最新ポリイミド材料と応用技術, 第20章 希土類イオンドープポリイミドナノ粒子, シーエムシー出版, 2006
有機薄膜形成とデバイス応用展開, 第5章 ポリイミドナノ粒子を用いた低誘電率絶縁膜, シーエムシー出版, 2008
ポリイミドの高機能化と応用技術, 第3章 第11節 ポリイミドナノ粒子の調製と機能化,サイエンス&テクノロジー, 2008
光機能性高分子材料の新たな潮流―最新技術とその展望―, 第3章 有機・高分子ナノ粒子の作製と応用展開, シーエムシー出版, 2008
経歴
1999年 東北大学大学院工学研究科博士課程前期2年の過程修了
1999年 東北大学工学部 助手
2002年 東北大学多元物質科学研究所 研究員
2006年 東北大学多元物質科学研究所 助教
2008年より現職



【講演主旨】
ポリイミド樹脂はスーパーエンジニアプラスティックの一種で、高い耐熱性(350〜450℃)、高強度・高弾性、耐溶剤性等の優れた特性を有しています。主にフィルムやバルク成形体として利用されていますが、微粒子という形態においても多種多様な用途への展開が期待されます。本講ではポリイミド樹脂の微粒子化について解説します。併せて、環境低負荷を意識したポリイミド(複合)微粒子の(連続)製造法についてご紹介します。また、簡便な機能化手法による、他の物質との複合微粒子化と、その応用例をご紹介します。


【プログラム】

1.はじめに
 1-1 ポリイミドとは
 1-2 微粒子形成の基礎

2.ポリマー微粒子の作製法
 2-1 一般的なポリマー微粒子作製法
 2-2 ポリイミド微粒子の作製例

3.再沈・イミド化法によるポリイミド微粒子の作製
 3-1 基本原理
 3-2 微粒子のサイズ制御
 3-3 低温相分離溶媒系での高効率作製

4.ポリイミド微粒子の光機能化
 4-1 希土類イオンドープ微粒子―紫外光照射量、熱履歴を感知する材料―
 4-2 ポリイミド微粒子の強発光蛍光体

5.ポリイミド微粒子の多孔質化と低誘電率絶縁膜(Low-k膜)への応用
 5-1 低誘電率絶縁膜
 5-2 無機塩を空孔源としたかご状中空微粒子の作製
 5-3 ポリマーを空孔源とした多孔性微粒子の作製―ゴルフボール型、中空型微粒子―
 5-4 微粒子膜の作製
 5-5 誘電率特性

6.マイクロリアクターを用いた連続製造
 6-1 マイクロリアクターとは
 6-2 基本原理
 6-3 作製条件依存性
 6-4 ナノ粒子内包型微粒子

 【質疑応答 名刺交換】