リチウム電池の電気化学基礎講座〜演習付〜

・電気自動車の普及に伴い一段と重要になってくる 
・電気化学を基礎からわかりやすい講義で修得し電池高性能化に活かそう!

会 場 (株)日本テクノセンター研修室 【東京・新宿区】
日 時 2010年 10月 1日(金) 10:30〜17:30 
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料 1名につき47,250円
    ※ 同一法人より2名以上でのお申し込みの場合、1名につき42,000円 。

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http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=978



◆ 講演趣旨 ◆
■講師の言葉
 地球温暖化化石燃料枯渇に備えて来るべき低炭素社会へのアプローチとして電気自動車への市場ニーズが高まっている。そのような世相を反映して多くの人材を含めた研究開発リソースがリチウム電池関連技術に投入されている。しかしながら必ずしも電気化学を基礎から学んだ経験のないエンジニアも少なくないように見受けられる。
 本講座は電池関連技術に携わっているが、電気化学の基礎について改めて学びなおしてみたいという方々のために電池の原理や電気化学の基礎について概説する。

◆修得知識
・今、リチウム電池が注目される理由は?
・電解液はなぜ液体か?
・内部抵抗が大きいと何が困るか?
・電池がなくなるとは?
・新しい電池と痛んだ電池の違いはなにか?等、電池に関する電気化学の基礎知識が得られます


1.電池の中での電気の流れ道
 ・演習-豆電球の点灯順序
  1.電気の伝わり方と流れ方―電気を動かす力-
  2.静電気と動電気―ガルバーニ電池―
  3.電極の呼び方―プラスとマイナス―
  4.直列つなぎと並列つなぎ―ボルタ電堆―
  5.電池と電気分解―ファラデーの法則―
  6.電気を担うもの、電子を阻むもの―イオンの存在―
  7.なぜ、リチウムイオン電池が求められるのか?-水の分解電圧を超えて-
 ・演習-落雷から身を守る
  1.リチウムイオン電池の構造-どこを流れてどこがせき止められるのか?-
  2.高速充放電と電位プロファイル-電気に流れを早くするには-
  3.電極の構成要素とその役割-活物質・集電体・導電助剤・バインダー-


2.電池と電気化学
  1.電池の起電力
  2.分解電圧
  3.内部抵抗
  4.三電極セル
  5.活物質の系譜
  6.電気二重層
  7.オーミック接触


3.電池の性能を読む
  1.充放電曲線を読む-電池の容量
  2.充放電曲線を読む-電池の電位の変化
  3.充放電曲線を読む-内部抵抗
  4.充放電曲線を読む-サイクル特性
  5.ボルタモグラムを読む-酸化還元電流
  6.ボルタモグラムを読む-もれ電流と分解電流
  7.ボルタモグラムを読む-静電容量
  8.コールコールプロットを読む-溶液抵抗