『スクリーン印刷Q&A講座 〜 スクリーン印刷VS◆◆◆ 〜』
『スクリーン印刷Q&A講座 〜 スクリーン印刷VS◆◆◆ 〜』
7月20日(火)までにお申込いただいた方は通常価格より5,250円の早期割引!
★蒸着、スパッタリング、インクジェットとの違いは?
★印圧、版離れ、にじみ、ペースト製造法、乾燥、、、
★Si、色素増感、有機薄膜太陽電池ペーストやアクリルペーストなどの最新動向!!
★個別相談の時間を講義終了後に設けます(ご希望の方は登録制のため事前連絡をお願いします)
詳細確認またはお申込をご検討されている方は下記URLをご覧ください▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=786
【講 師】3DPowers,Inc.(株) 代表取締役 村野 俊次 氏
【対 象】スクリーン印刷に課題を持っている企業担当者
【会 場】総合自治会館 第2会議室 【神奈川・武蔵小杉】
【日 時】平成22年7月30日(金) 10:30〜16:30
【定 員】30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
【聴講料】1名につき44,100円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)
※7月20日までにお申込いただいた方は38,850円(要無料会員登録)
※同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円
【ご経歴】
●昭和44年4月;株式会社日立製作所入社(機械研究所;亀有・土浦)
・主業務;?産業用機器の開発?海洋開発 ?ワイヤドットプリンタ/サーマルプリンタの開発
特許出願=20件
●昭和58年4月;京セラ株式会社入社(隼人工場;鹿児島、中研;京都精華町)
・主業務;?サーマルヘッド開発?LEDヘッド開発?高密度配線基板開発
特許出願=325件 ; 特許登録133件、実用登録8件
●平成12年11月;マイクロ・メカ・ソフト株式会社設立;代表取締役(東京府中)
・主業務;スクリーン印刷機用ヘッドの開発 特許出願=3件
●平成15年11月;3DPowers,Inc.株式会社設立;代表取締役(京都伏見)
・主業務;半導体製造装置の開発 特許3件登録
【セミナー解説】
スクリーン印刷のトラブルは次のことが原因となる。これらの組合せによって、無数の印刷条件およびトラブル条件が作り出されることになる。
?ペーストの化学的性質が変動する。
?ペーストとスキージ、スクリーン、基板との界面状態が変動する。
?スキージ、スクリーン、基板、印刷機メカが機械的に変形する。
ペーストは時々刻々変動する
ペーストは、化学的、物理的、機械的なエネルギーが加えられることによって特性が時々刻々変動する。他の部品や材料とは異なる取り扱いが必要である。
一つのトラブルに複数の発生原因
例えば、にじみ不良は、基板とスクリーンのギャップ、ペースト粘度、スキージ印圧、印刷速度、装置精度等すべてがトラブル発生の原因となる。さらに、これらが互いに関連してトラブルの原因となる。一つのトラブルに複数の発生原因がある。
トラブルは、部品、材料、機構の特性変動が発生原因、原因側から究明
一つのトラブルに複数の発生原因があるため、トラブル側から原因究明をしても、発生原因を突き止めるのは困難であることが多い。トラブルは、部品、材料、機構の特性変動が発生原因となる。予め、不良発生メカニズムを、部品、材料、機構の特性変動から予測しておき、トラブル発生の可能性のある原因側から究明していけば解決は早い。
【プログラム】
1.スクリーン印刷基本編
(1)スクリーン印刷とは何か?
(2)蒸着、スパッタリングとスクリーン印刷との違い
(3)インクジェットとスクリーン印刷との違い
(4)ロールツーロールスクリーン印刷の現状の概要
2.スクリーン印刷・ペースト・チキソ性
(1)スクリーン印刷にペーストが使われる理由
(2)ペーストのチキソ性とは何か?チキソ性の発生メカニズム
(3)印刷にチキソ性が有効な理由
(4)印刷速度、版離れ性とチキソ性の関係
3.充填の原理編
(1)あちこちに粘着するペーストで、なぜ印刷できるのか?
(2)スキージでペーストを充填できる理由
(3)ペーストの充填メカニズムを実際の連続写真で知る
(4)ローリングによる充填とは何か?そのメカニズムを知る
4.充填の実際編
(1)なぜ設計パターン通りに印刷できないのか?
(2)充填性能を向上させるスキージ先端構造とは?
(3)スキージ構造に関する各社アイデア・特許の状況
(4)ピストンによるペースト押し出し充填法の特長と課題
(5)スルーホールへの充填が難しい理由と対策の状況
5.印圧編
(1)印圧とは?
(2)印圧の変化で膜厚はどのように変化するのか?
(3)印圧・スキージ、スクリーンの変形による問題点
(4)スキージ-スクリーン、スクリーン-基板のギャップと印刷品質
(5)印圧によるべたパターン印刷トラブルの対策
(6)印圧に関する各社アイデア・特許の状況
6.版離れ実際編
(1)版離れとは?版離れのメカニズムは?
(2)30μmなど高密度印刷での版離れでなぜ問題が起こるのか?
(3)高密度パターンで版離れ時ににじみが出る理由は?
(4)スクリーンからの反力の対策はどうすればよいか
(5)スクリーン反力の測り方
(6)スクリーン反力のスキージによる対策
(7)スクリーン反力のスクリーンによる対策
(8)コンビネーションスクリーンとは?
(9)コンビネーションスクリーンの各社のアイデア特許の状況
7.版離れ応用編
(1)版離れ角度と版離れ性の関係
(2)スクリーン跳ね上げ版離れとは?
(3)3m以上の大型基板スクリーンの問題点とは?
(4)加圧版離れ法の特長と問題点は?
(5)スクリーン押し上げ版離れとは?
(6)版離れメカ構造の各社アイデア特許の状況
8.ペーストと印刷性編
(1)ペーストの何が版離れに影響を与えるのか?
(2)スクリーン壁面抵抗の版離れへの影響
(3)版離れ性を評価する方法はないか?インコメータとは?
(4)ペーストの表面特性とは?
(5)レベリングとは?レベリング改善法
(6)サドル現象とは?サドル現象改善法
9.ペースト設計・製造法編
(1)ペーストの概念
(2)粒子を液体中に均一に混ぜるには?/墨汁のすすの混ぜ方
(3)ペーストの基本的な構成材料とは?
(4)ペースト材料、量、と粘度、チキソ性の関係
(5)粒子形状、溶剤、バインダと粘度、チキソ性の関係
(6)チキソ剤の目的と効果
(7)ペーストの混練法と粘度、チキソ性の関係
(8)ペーストの混練法の種類
(9)粒子(球形、偏平、ナノ)の作り方
(10)粒子の比表面積と粘度、チキソ性の関係
(11)複合微粒子の作り方の例
10.ペースト製造法原理編
(1)塗料用分散剤の考え方、ペーストへの応用
(2)水系分散/溶剤系分散/ネットワーク分散
(3)分散剤、界面活性剤の種類・特徴
(4)ブロックコポリマー分散剤とは?
(5)粒子へ分散剤はどのように吸着させるのか?
(6)分散剤の作用は静電反発?立体障害?制御された部分凝集?
(7)立体障害(共振ずり測定)による粘度増大メカニズムとは?
(8)ゼータ電位とpHと分散性の関係
(9)ゼータ電位とは?
(10)ペースト、ファンデルワールス力と水素結合の関係は?
(11)水素結合、ロンドン分散力、分子間力、極性とは?
(12)分散剤によるゼータ電位の調整方法は?
(13)粒子の酸性アルカリ性とは?
(14)基板への付着、粒子間の付着のメカニズム
(15)溶解パラメータ、3次元溶解パラメータとは?
(16)3次元溶解パラメータによる吸着力評価
11.乾燥編
(1)乾燥の基本原理/乾燥機の種類
(2)蒸発しやすさとは?
(3)極性、官能基と沸点との関係
(4)太陽電池用乾燥機の種類
(5)マイクロ波加熱とは?マイクロ波加熱の種類
12.太陽電池用ペースト概要編
(1)Si太陽電池用ペースト
(2)バックコンタクトセル用ペースト
(3)波長変換用ペースト
(4)色素増感太陽電池用ペースト
(5)有機薄膜太陽電池用ペースト
13.最近のペースト概要編
(1)アクリルペーストの状況
(2)微粒子によるチキソ性改善法
(3)ナノカーボンチューブペースト/ITOペースト
(4)銅ペーストの状況
(5)平坦化絶縁用シリコンラダーポリマーとは?
14.粘度測定・粘度計編
(1)粘度計の原理/粘度計の種類
(2)回転粘度計とは?限界
(3)降伏値の測定法
(4)振動粘度計/音波粘度計とは?
(5)粘弾性とは?粘弾性と印刷性の関係
15.印刷機の部品編
(1)スクリーン製造のポイント
(2)メッシュスクリーンの種類と特徴
(3)膜厚をかせぐスクリーンの状況
(4)メタルマスクの種類と特徴
(5)最近のスクリーンアイデア・特許の状況
(6)スキージの種類と特徴と問題点
(7)スキージ研磨の必要性/スキージ研磨機
16.印刷機の構造編
(1)印刷機の基本構成と役割
(2)位置決めの重要性、位置決め方法の種類
(3)画像処理法の種類
17.量産編
(1)量産を行う上でのポイント
(2)泡をぬくには?攪拌脱泡機
(3)スクリーン洗浄機の各社の状況
(4)量産工程の設計の例
【質疑応答・名刺交換】
※セミナー内容への質問・事前リクエスト受付・個別相談は【050-3538-1954】までお問い合わせください。