塗布膜形成・乾燥のメカニズムとトラブル対策
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塗布膜形成・乾燥のメカニズムとトラブル対策
★乾燥時間を短くするコツ!塗布膜乾燥のメカニズムと品質保持のポイント
★粒子分散系塗布膜の乾燥!
講 師 第1部 京都大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 教授 田門 肇 氏
第2部 リンテック(株) 生産システム技術部 プロセス開発室 係長 宮崎 渉 氏
対 象 塗布膜乾燥に関心あるの技術者・研究者など
会 場 てくのかわさき 4F 展示場 【神奈川・川崎】
日 時 平成 22年5月21日(金) 10:30〜16:15
第1部 乾燥の基礎と乾燥時間短縮、塗布膜乾燥メカニズム
【10:30-12:00、13:00-14:30】
【講演趣旨】
乾燥操作は熱を与えて水分を蒸発させる点から相変化を伴う熱と物質の同時移動現象の典型例である。乾燥操作の予備知識として湿り空気の諸性質,熱と物質の同時移動の典型例である湿球温度の概念,湿度図表を解説する。含水率,材料中での水分の保持状態を解説し,乾燥のメカニズムを考える。乾燥のメカニズムに基づいて乾燥速度の定量的な捕らえ方を講義し,乾燥時間を短くするコツを紹介する。次に塗布膜乾燥のメカニズムと品質保持のポイントを解説する。さらに, 具体的に粒子分散系塗布膜の乾燥を取り上げ,膜の平滑性に及ぼす乾燥条件の影響,乾燥の指針に関して講述する。講演の最後には乾燥操作のトラブルシューティングに関する質問を受け付ける。
【キーワード】
1.乾燥のメカニズム
2.乾燥時間短縮方策
3.塗布膜の品質保持
1.乾燥の基礎と乾燥時間短縮のポイント
1-1 湿り空気の諸性質と湿度図表
1-2 水分の保有状態と含水率
1-3 乾燥のメカニズムと乾燥特性曲線
1-4 定率乾燥速度
1-5 減率乾燥速度
1-6 乾燥時間短縮の方策
2.塗布膜乾燥のメカニズムと品質保持
2-1 組成偏析とバインダーの移動
2-2 表面平滑性の保持に関する乾燥モデル
3.粒子分散系塗布膜の乾燥
3-1 乾燥特性
3-2 表面平滑性に及ぼす乾燥条件の影響
3-3 塗布膜乾燥の指針
4.塗布膜乾燥のトラブルシューティング
【質疑応答・名刺交換】
第2部 高精度塗布技術とムラの改善
【14:45-16:15】
【講演趣旨】
高機能・高性能を有する紙やフィルムにはそれらの特性を発現させるために様々な加工(処理)している。本セミナーでは、この加工を実施するときに必要となる基本的な技術について解説し、近年特に着目されている高精度塗布技術を実践するための手法・問題対策について紹介する。
【キーワード】
1.塗布
2.高精度
3.ムラ・欠陥
1.塗布を実践するために必要な基本的な技術・要素
1-1 塗布とは
1-2 材料の物性(レオロジー、表面張力等)
1-3 塗布装置の特徴
2.塗布方式の基礎
2-1 塗液形態と塗布方式
2-2 各種塗布方式の種類・特徴
3.高精度塗布技術 〜均一な塗布膜を得るためには〜
3-1 塗布方式の選定・最適化
3-2 塗布装置(ウェブハンドリング、ドライヤー 等)
3-3 その他周辺技術
4.塗布ムラの解消
4-1 塗布ムラの名称・分類
4-2 主な塗布ムラの発生因子
4-3 塗布ムラの改善方法
【質疑応答・名刺交換】
詳細URL▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=576