『樹脂部品設計のための材料選定とトラブル未然防止策』

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http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=554

★マーケットクレームの原因となる工程内不良発生を防ぐために
★プラスチック破損、変形の原因となる設計、材料選択、成形不良、使用環境まで修得し高信頼性製品づくりに活かそう!
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会 場 (株)日本テクノセンター研修室 【東京・新宿区】

日 時 2010 年 5月 27日 (木) 10:30〜17:30

定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。

聴講料 1名につき47,250円

※同一法人より2名以上でのお申し込みの場合、1名につき42,000円 。



■講師の言葉■
 プラスチックは歴史の長い金属材料の真似をして設計されているので金属と樹脂の差異を明確に把握し、部品に対して致命欠陥・重欠陥にならないような材料選定および設計をしなければ、マーケットクレームの発生を防ぐことはできないし、マーケットクレームの原因となる工程内不良発生も防げない。
長期信頼性に関連する樹脂の素性を明確に把枠するとともに、クレーム、不良の事例研究を積み重ねることによる定量的な材料選定・設計の原則の積み立てとその有効利用をすることが、信頼性の高い部品設計のために大切である、本講座はそのために必要なノウハウを詳解致します。


1. プラスチック選定のための基礎知識

  1.樹脂の種類
  2.性質を支配する化学構造
  3.性質を支配する高分子構造
  4.添加剤による改質
  5.複合化による改質
  6.結晶性と非結晶性による差異

2. 短期力学的性質における金属材料との差異

  1.粘弾性の樹脂と弾性の金属による差異
  2.応力〜ひずみ曲線と弾性係数精度限界
  3.力学的性質の絶対値の比較

3. 力学的性質の温度依存性
  1.高分子の基本的性質の1つであるガラス転移温度
  2.ガラス状態およびゴム状態と力学的性質の温度依存性の差異

4.力学的性質の時間依存性
  1.クリープの変形・応力緩和(ねじの緩みおよび、ばねによる弾性の事例)
  2.クリープ破壊(金属インサート入り成型品・ねじ締結品・プレスフィツト組み立て品の事例)

5.衝撃特性
  1.ノッチ効果
  2.応力集中係数と衝撃破壊
  3.流動配向と衝撃強さ

6.成形技術と成型品強さ
  1.流動配向と強さ
  2.ウエルドの強さ
  3.破面解析による破壊原因の究明と対策

7.耐熱性
  1.物理的耐熱性(熱変形に関与する荷重たわみ温度)
  2.化学的耐熱性(熱劣化特性)
  3.はんだ耐熱性

8.耐薬品性
  1.吸着・膨潤・溶解・分解などの短期耐薬品性
  2.長時間使用における劣化寿命
  3.ソルベントクラック(環境応力亀裂)現象
  4.耐熱水性

9.ガスバリア性
  1.有機溶剤・水蒸気のバリア性の樹脂による差異
  2.気体のバリア性の樹脂による差異

10.耐侯性
  1.屋外暴露での劣化原因
  2.屋外暴露と促進試験との整合性

11.摩擦特性
  1.ざらつき摩耗
  2.すべり摩耗
  3.騒音

12.寸法精度および寸法安定性
  1.寸法精度と形状精度(成型品変形)
  2.寸法安定性(成型ひずみの総和、結晶化、環境条件による寸法変化)