プラスチック難燃化の基礎と難燃剤配合技術、製品設計事例にみる評価法、規格動向

★難燃化技術の基礎から分析評価!新技術展開! 実際の処方設計!
ナノメートルサイズの微粒子を用いた新規な難燃材料!
★電化製品・電子機器にみるプラスチック発火・延焼メカニズムとその安全設計!
8月17日(火)までにお申込いただいた方は通常価格より5,250円の早期割引!(要 会員登録)


【講 師】
第1部 中部大学 総合工学研究所 教授 武田 邦彦 氏

第2部 パナソニック電工(株) 新規商品創出技術開発部 材料技術開発部 工学博士 余田 浩好 氏

第3部 (株)テクノクオリテイ 代表取締役 渡部 利範 氏(元キヤノン 製品安全技術開発部長)

【会 場】川崎市総合自治会館 第3会議室 【神奈川・川崎】

【日 時】 平成 22年8月25日(水) 10:00〜16:15

【定 員】30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。

【聴講料】1名につき52,500円(税込、テキスト費用・お茶代含む)

8月17日までにお申込みいただいた方は47,250円(税込、テキスト費用・お茶代含む) ⇒要会員登録(無料)

※同一法人より2名でのお申し込みの場合、 79,800円。

詳細確認またはお申込をご検討されている方は下記URLをご覧ください ▼
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=867


第1部 高分子材料の難燃化技術の基礎と耐火性評価、新技術展開

【10:00-12:00】

中部大学 総合工学研究所 教授 武田 邦彦 氏

【キーワード】
1.難燃剤
2.環境
3.プラスチック

1.プラスチック難燃化技術の基礎
 1.1 プラスチック燃焼の基礎理解
 1.2 難燃化するには?

2.難燃化に求められる材料・機能
 2.1 プラスチックはよく燃える?
 2.2 燃焼しないプラスチックの構造
 2.3 難燃剤を添加しなくても全く燃焼しない領域    
2.4 難燃剤微量添加の方法

3.難燃性評価と環境問題
3.1 燃焼試験方法
 3.2 難燃評価の規格
 3.3 難燃材料と環境問題

【質疑応答 名刺交換】



第2部 ナノサイズ水酸化マグネシウムの難燃効果とアプリケーション展開、今後の課題

【13:00-14:00】

パナソニック電工(株) 新規商品創出技術開発部 材料技術開発部 工学博士 余田 浩好 氏

【著作・受賞・経歴】
松下電工?(現パナソニック電工)で電子デバイス用材料の開発に従事。その後、NEDOプロジェクトに参画し、新規ナノコンポジット材料の開発に取り組む。FRP浴槽、樹脂製トイレなど住宅関連機器に用いられる複合材料開発を担当し、現在はLED照明器具、電子デバイスに用いられる機能性複合材料の開発に従事。

■専門分野・研究
有機無機複合材料。無機/有機樹脂の複合化により高強度、高耐熱、高透明、高熱伝導、高難燃、低収縮反り、低熱膨張等の機能発現。

【キーワード】
1.ナノ粒子
2.ノンハロ難燃
3.ナノコンポジット

【講演主旨】
私たちの身の回りあるテレビ、照明器具、電子機器、自動車、住宅部材、産業機器など、数多くの工業製品には、プラスチック材料が多用されている。
しかし、プラスチック材料は燃えやすく、火災発生の危険性がある為、用途に応じてハロゲン等の難燃材を配合したプラスチック材料が使用されている。近年、環境意識の高まりに従い、環境に配慮した新たな難燃材料の開発が強く求められるようになった。本報告では、ナノメートルサイズの微粒子を用いた環境に優しい新規な難燃材料技術について紹介する。


1.環境問題と難燃材
 1-1  環境問題
 1-2  国内外の規格,規制の動向

2.難燃の基礎
 2-1. 難燃化機構
 2-2. 難燃材料,難燃剤の最近の動向
 2-3. 難燃性、機械的性質、耐熱性,耐久性寿命
 2-4. その他の特性

3.ハロゲンフリー難燃材料
 3-1 難燃材の種類
 3-2 水酸化物系難燃剤の難燃効果

4.分析評価方法
 4-1. FT-IR、NMR
 4-2. 熱分析    
 4-3. 化学分析
 4-4. 動的粘弾性、機械強度試験
 4-5. モルホロジーの観察

【質疑応答 名刺交換】



第3部 電化製品・電子機器の安全設計上のプラスチックの燃焼対策

【14:15-16:15】

(株)テクノクオリテイ 代表取締役 渡部 利範 氏(元キヤノン 製品安全技術開発部長)

1.プラスチックの燃焼メカニズム

2. プラスチックの燃焼を要因別に考える。
 1)電気的現象でプラスチックが発火する
 2)電気・電子部品が発火して近傍のプラスチックに延焼する
 3)機械的締結部の緩みによる発熱で発火する

3.電気的現象によるプラスチックの発火
 1)事例
 2)プラスチックの電気的特性試験

4.電子部品によるプラスチックの延焼
 1)事例
 2)プラスチックの安全性に関わる課題
 3)安全規格の発火対策の考え方

5. 電化製品・電子機器の発火対策の原点に帰る
 1)着火の連鎖を断ち切る
 2)電気的、機械的対策の課題

6.プラスチックの着火開始の指標はないのだろうか?

7.IEC62368-1への適合

【質疑応答 名刺交換】