『UV硬化樹脂の多様化、高機能化に対応する配合設計、光源・照射方法の最適化』


下記タイトルをクリックすると詳細ホームページ画面に移ります
『UV硬化樹脂の多様化、高機能化に対応する配合設計、光源・照射方法の最適化』

講 師  フォトポリマー懇話会 顧問 工学博士 滝本 靖之 氏
    ・日本ペイント(株) 元役員・技術顧問
    ・フォトポリマー懇話会 元会長,日本印刷学会 元理事・西部支部

対 象 UV硬化に関係するすべての方

会 場 川崎市産業振興会館 第3会議室 【神奈川・川崎市

日 時 平成 22年5月25日(火) 11:00〜16:00

詳細URL↓をクリック
http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=561


◆ 講演趣旨 ◆
UV硬化樹脂の多様化,高機能化に応えるには,さらなる品質の改善のほかに,速硬化性,基材との高接着性付与などが求められている。本講は樹脂配合に偏りやすい従来のセミナー構成から脱却し,UV硬化技術を材料系,光源・照射方法,外的要因の相互作用の視点で見直し,とくに硬化性および接着性を向上させる方策を提案する。さらに最近の動向にも言及する。


1. UV硬化基礎編
 1.1 UV硬化とは
 1.2 UV硬化反応のメカニズム
  (1) ラジカル重合
  (2) カチオン重合
  (3) アニオン重合
  (4) チオール・エン付加重合
 1.3 硬化プロセスにおける皮膜の硬化挙動

2. 硬化速度編
 2.1 UV照射と重合生長速度
 2.2 光源の発光プロファイルと硬化速度

3. 硬化成分(モノマー,オリゴマー)編
 3.1官能数の効果
 3.2 相容性の影響
 3.3 皮膜厚の影響
 3.4 硬化皮膜の体積収縮の低減

4. 重合開始剤編
 4.1 吸収スペクトルの効果
 4.2 分子構造の効果
 4.3 増感剤の効果
 4.4 複合系の効果
 4.5 分子吸光係数の効果
 4.6 添加量の効果

5. 添加剤(顔料・色材)編
 5.1 光学特性
 5.2 材料特性

6. UV硬化と各種硬化反応を組み合わせた複合硬化系(「カゲ」の部位の硬化)

7. 外的要因編
 7.1 雰囲気ガス(酸素,不活性ガス)分圧の影響
 7.2 照射雰囲気温度の影響

8. 硬化皮膜とプラスチック,金属基板面との接着編
 8.1 皮膜の表面張力
 8.2 金属面の表面処理

9. 光源・装置編
 9.1 UV光源の種類と硬化特性
 9.2 照射照度の効果

10. 硬化トラブル編
 10.1 硬化反応の酸素阻害
 10.2 硬化物の経時変化(アウトガス,劣化) 
 
11. 最近の動向編
 11.1 硬化系の屈折率制御
 11.2 UV-LED硬化系の配合設計
 11.3 プラズマUV硬化

【質疑応答・名刺交換】